子犬の成長 その2

2014.11.12 (水)

前回までお話しした移行期の次の時期にあたる子犬の成長で最も重要な時期

 

3〜12週齢(1〜3ヶ月)の社会化期 についてのお話です。

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母犬や兄弟たちから、噛み付きの抑制や社会的かかわり合いを教えてもらう最も重要な時期で、この時期の仔犬達はボディーランゲージも盛んになり、恐怖、驚き、服従、押しの強い行動を活発にするようになり母犬や兄弟から反応と結果を学習するんですよ。 甘噛みでも歯がとがっていて痛いですよね!

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最低でも2ヶ月までは家族で一緒に暮らさなくちゃね。

 

家族から引き離すことは大人になってからの社会化対応能力不足を招きやすくなるので望ましくありません。

 

2〜3ヶ月までは人間社会に対する社会化期です。

 

仔犬が大人になってから怖い思いをさせないように、大人になってから経験するであろうことに慣らさせます。

 

車に乗る、性格の良い成犬、他の仔犬、動物、ヒゲを生やした人、眼鏡、カメラ、子供、帽子、等々!!

 

これは最も重要なことだと言われています!

 

犬は野生の本能をずっと引き継がれている生き物です。野生の環境では巣穴からはなれた場所で見知らぬ動物に出くわしたとき、好奇心で近寄っていくと殺されてしまう可能性がありますから、脳が警戒しなさい!と指令を出すようになって、4ヶ月を過ぎる頃には好奇心より警戒心、恐怖心が強くなり色々なことになれるのが難しくなるんです。

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3ヶ月目からは若齢期〜性成熟期に移行していきますが、この時期の体の成長は犬種や個体によって様々なんですが、脳だけはほぼ大人なんですよ!

 

この時期から飼い主は

1、愛犬のボディーランゲージ(噛み付き加減、遊びへの誘い、シッポの高さ、耳の動き、毛を立たせる等)に注意を払いコミュニケーションをとる。

2、飼い主が一生懸命遊んであげる事によって、服従させる身につける。

3、いろんなところに連れて行き恐怖心、警戒心を軽減させる。

以上を常に継続させることが最も重要になります。

 

犬はこの時期の社会化を逃してしまうと、成犬になってからの問題行動を招くことになりかねません。問題行動が出てから治すよりも、仔犬の頃から社会化していく方が、遥かに時間とお金の節約にもつながるのです

 

最近はお金儲けのために乱繁殖させ、産まれてすぐにペットショップに卸してしまったり、不要になった母犬を捨ててしまう悪徳ブリーダーもいますが、やはり家族に迎えて人間社会で共存していくためには、このような社会化がしっかりとされたブリーダーさんや、信頼のおけるショップのお世話にならなければいけませんねU。・ェ・。U

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