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現在、国内でも大きな広がりを見せている新型コロナウイルス（なぜだか誰もCOVID19と呼ばないな？）。

先日、香港の感染者が飼っていた犬が、低レベルの新型コロナウイルスが感染を確認したとの発表がありました。犬の口や鼻に、たまたま粘膜に付着したウイルスを検出した低陽性反応の可能性があるだけで、日本国内での犬の飼育環境では、野生動物や人からの感染の可能性は非常に低いとしています。

世界小動物獣医師会も「犬や猫に病気を起こすコロナウイルスもあるが、今回の新型ウイルス感染症の拡大とは関係ない」などとする見解を公表しています。

まだ低レベル感染が１例だけなので、犬が新型コロナウイルスに感染するというエビデンスはありませんので安心して過ごされて良いと思います。香港にも家庭犬はたくさんいるので、もし確実に犬にも感染するのであれば、今頃たくさんの犬たちへの感染が確認され、ヒトヒト感染だけでなくイヌヒト感染が報道されている頃でしょう。

ズットドッグの犬の幼稚園も可愛いワンコたちが毎日元気に登園してくれてますので、安心してご利用ください。

参考文献：2020.2.6 University of California, Davis

犬コロナウイルス感染症

現在の新型コロナウイルスとは関係ありませんが、犬にもコロナウイルス感染症があります。

他犬の糞便を介し経口感染して、発症すると元気が無くなり、食欲不振、嘔吐、下痢などを引き起こしますが、通常１週間程度で回復し、重症および致死率は低いと言われています。ただ、犬パルボウィルスと合併感染すると重症になったり致死率も上がるので気をつけましょう。

犬コロナウイルスや犬パルボウィルスは混合ワクチンの注射をうつことで病原体に対する免疫をつけることができるので。定期的なワクチン接種を心がけましょう。

また、犬パルボウイルスは５種混合ワクチンに入ってますが、犬コロナウイルスに関しては６種以上の混合ワクチンでないと接種できませんので、詳しいことは動物病院の先生に聞いてみましょうね！

まとめ

まだまだ騒ぎが拡大しそうな予感の新型コロナウイルスですが、不要不急の外出は控え、間違った噂などには敏感に反応しないで、犬たちに元気をもらいながら明るく楽しい毎日を過ごしてくださいね。