初めてのオスワリ

2015.12.05 (土)

推定4歳のトイプードル マリーちゃんは、まだお家に来て1週間。

 

 
初めてオスワリができました。

 

 

おそらく犬生で、初めてとった体制だと思います。

 

 

実はマリーちゃん、ブリーダー崩壊でレスキューされ保護団体の里親募集から、この家にやってきました。

 

 

まだ家に来て間もないので、まだソワソワ感がありますが、それほど人を怖がる様子はありません。

 

 

ゴハンやオヤツを見せると、こちらは座っているのに、ものすごい勢いで飛びついてきます。

 

 

おそらくケージの中に数頭で飼育され、いつも上から餌を入れられて、激しい競争の中で餌を食べていたのだと思われます。

 

 

そんな子はもちろんオスワリやフセができるわけがありません。

 

 

犬は本能的にオスワリとフセの姿勢を覚えているのですが、厳しい環境の中で育ってしまったマリーちゃんは落ち着くと言うことを忘れているようでした。

 

 

普段マリーちゃんはお爺ちゃんと二人っきり、そのためにも何とか落ち着いてもらいたいと、お爺ちゃんとご家族は心配しています。

 

 

精神的な負担から、あまり無理はできないのでオスワリだけ教えてあげることにしました。

 

 

通常のオスワリはオヤツを鼻先から目と目の間を通すことで、犬の目線が上がりお尻が床につく習性を利用するのですが、マリーちゃんの場合はオヤツを見せると飛びつきがひどいので、ソフトタッチな強制でオスワリの形を覚えさせることにしました。

 

 

手をお尻から膝の裏に這わせ、膝カックンの要領で足を曲げさせ、お尻を下におさえます。オスワリやフセができない犬は形を意識させることが最も重要なので、お尻が床についた状態でお尻付近を手で優しく摩ってあげて、暫く形を意識させます。

 

 

最初はオスワリを拒んで足曲げがカチカチだったマリーちゃん、キョトンとしながら「もしかしたらこの体制楽かも⁉︎」といった表情で、体から手を離しても、ゆったりとお座りしていました。

 

 

あとは、オスワリの言葉をつけながら体制をとらせることを繰り返せば、すぐに覚えるでしょう。

 

 

飼い主さん思わず「感動!」の一言。

 

 

犬を飼ったら、アレもコレも教えなきゃと飼い主さんは焦りますが、保護犬の場合は心のケアを第一優先にして、しばらくは無理をせずに家族が自然体で暮らしてあげることが大切です。可愛いからといって抱っこばかりしていると、分離不安になりますので、犬が安全で安心できる環境を作ってあげて、しばらくは見守ってあげることが重要です。生活エリアも家の中をいきなり自由にするのではなく、リビングだけなどに限定してあげたほうが、狭いケージ暮らしに慣れてしまった犬にはパニックや戸惑いを軽減することができるでしょう。

 

 

マリーちゃんのようなお母さん犬の子供達は、日本全国まだまだたくさんペットショップで販売されています。小さな命のためにも質の良いブリーダーのみが、正しいブリーディングができる国に早くなってくれることを願います。

 

 

そのためにもドッグトレーナーも活躍しなくちゃね!

 

さいたま市,上尾市,桶川市,北本市,蓮田,伊奈
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