埼玉県桶川・上尾・北本・伊奈町の犬の幼稚園・一時預かり&ドッグホテルならZUTTO DOG

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🌷今日の登園🌷

 

 

 

 

ビションフリーゼ　おもちちゃん

フレンチブルドック　おもちちゃん・一平くん

トイプードル　ヤングちゃん

カニンヘンダックスフンド　らいくん

バーニーズマウンテンドッグ　ハープちゃん

オーストラリアンラブラドゥードル　Tiddaちゃん・杏里ちゃん

アメリカンコッカースパニエル　ルアナちゃん

柴犬　武蔵くん

ボストンテリア　ロイくん

キャバリアキングチャールズスパニエル　てんちゃん

ミニチュアシュナウザー　すずちゃん

ミニチュアダックスフンド　クウくん

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はスタッフ中村が最近の引継ぎで園児のご家族様にお勉強した内容を伝える際、大切にしている「正解を出すタイミングについて」お話します♬

 

 

 

 

 

 

ご存知の方も多いと思いますが、ZUTTO DOGでは「オペラント条件付け」と「古典的条件付け」の二つの学習理論を基盤に、ご家族とわんちゃんがお互いに尊重し合うフェアトレーニングをモットーにお勉強を行っています

 

 

 

 

 

 

特にお勉強を始めるにあたって大切なのが、パピーにもオトナのわんちゃんにも必ず教えなければならない事の一つとしてオペラント条件付けにおける「正解の合図」です

 

 

 

 

 

 

この正解の合図を理解していないと、わんちゃんがご家族に何を求められているのかが分からないので、人がわんちゃんに伝えたいことがあっても伝える術がなかったり、伝えようとしても思うように伝わらなかったりしてコミュニケーションが難しくなってしまいます

 

 

 

 

 

 

よくオペラント条件付けによる陽性強化＝おやつをあげればいいという解釈のみをしている方がいますが、本来の陽性強化とはわんちゃんが教えたい行動について望ましい反応をしたらご褒美となる物事を与え、その行動を強化し（正の強化）反応頻度又は反応の精度を上げていく事にあります

 

 

 

 

 

 

ここでいうご褒美とは「わんちゃんが本能的に欲するもの」が望ましいのですが、わんちゃんが本能的に欲する本能とは何かをご存知でしょうか？

 

 

 

 

 

 

優先される順に

①危機回避をする本能（自分の命が脅かされることが無いことを望む）

②繁殖をする本能（種の保存）

③捕食本能（生きる為に獲物を狩り食べること）

 

（その他にもわんちゃんの本能はありますが、代表例としてご紹介しています）

 

 

 

 

 

 

そしてオペラント条件付けにおける学習について最も意識しなければならないのがご褒美を与えるタイミングです

 

わんちゃんは人間よりも体感スピードが速いと言われており、望ましい行動をした時のご褒美は遅くても３秒以内、学習効率が一番良いとされるのは望ましい行動をした瞬間とされています

 

 

 

 

 

 

 

その為上記に説明をしたわんちゃんの本能を理解した上で、わんちゃんに瞬間的に与えることができるのが予め用意してある食べ物（おやつ）となります

 

 

 

 

 

 

補足ですが、「褒める言葉・様子」というのは怖がりな性格のわんちゃんが家族が喜んでいる様子を見て安全を確保できていると判断している・もしくは今までの生活の中でご家族が喜んでいる様子を見せた後にわんちゃんにとって良いことがあったことを学習した（ちなみにこれも正の強化に当たります）・家族のポジティブな感情を理解している為同様に喜んでいるなどからご褒美として機能する場合もあります

 

 

 

 

 

 

ただし人の「褒める言葉・様子」というのは人の振る舞い次第の部分が多く、時により声の大きさや言葉の内容やイントネーション、人の行動（人の感情、体調も含む）などがどうしても変わってしまう為扱いが難しいものです。

 

人からすれば些細な違いかもしれませんが、言葉が話せず違う種のわんちゃんからすればその変化が大問題となる為、やはり学習効率が下がります

 

 

 

 

 

 

先程からよく出てくる学習効率という言葉ですが、これはわんちゃんに行動を教える（お勉強する）時に重要視しなくてはならない部分です。

 

なぜかというと、わんちゃんは人と比べて集中力の持続時間が短い生き物です（というより人間が長い）その為、お勉強時間が長ければ長い程お勉強への集中力は下がり、他の物事へ関心が移りお勉強を拒否し始めます

 

 

 

 

 

 

良くお勉強していて他のわんちゃんや人、おもちゃなどに気が移ってしまいお勉強できないというご相談を受けますが、その場合まずは他の刺激（犬・人・おもちゃ・音など環境）をその子のお勉強レベルに合わせて無くしたり加えたりとお勉強に集中するための環境設定が必要になりますが、単純にお勉強している時間が長すぎてお勉強に飽きてしまっているケースも多いです

 

 

 

 

 

 

わんちゃんが一つのお勉強に集中できる目安時間は１０分がベストとなりますので、その間に最大限の学習を引き出すには、お勉強の学習効率を上げる事が重要となります

 

 

 

 

 

 

そして学習効率を上げる為に必要なのが、効率よく学習するための環境設定（刺激の管理）・やる気を引き出すためのご褒美（ご褒美の質）・お勉強の目標に対しての正解ラインの組み立て・わんちゃんが飽きさせない工夫となります

 

 

 

 

 

 

その中でもオペラント条件付けの学習理論で正の強化を用いてお勉強をする場合、正解の合図である「そう」はご褒美を貰えるお約束としてわんちゃんは認識していきます

 

「そう（正解の合図）」→ご褒美を貰う×繰り返し→→→「そう（正解の合図）」＝ご褒美

 

 

 

 

 

 

つまりわんちゃんにとってご褒美を貰う事と「そう」が同じ意味をもつようになるという事です

 

 

 

 

 

 

先程お伝えした通り、ご褒美をあげるタイミングは望ましい行動をした瞬間です。

 

ですが望ましい行動をした瞬間におやつを食べさせるのってすごく難しいですよね

 

 

 

 

 

 

お座りなら比較的顔の高さもあるので、お尻が床に着いた瞬間に食べさせやすいですが、フセだと顔の位置が床面に近く、ご褒美を食べさせるのに人がよりかがむ必要があるので、フセした瞬間にご褒美を与える為にはフセをするだろうという予測の元前もってご褒美を食べさせる行動を始めていないと間に合いません

 

 

 

 

 

 

また単純にフセをするだけならまだいいですが、フセをした際の体勢（後ろ足が伸びていないか、片足だけ伸びて傾いていないか、前脚をしまっていないか等）や人に対しての距離・向きなど行動の修正が必要になる場合も多いので、それらを行いながら同時にご褒美を与えるのは至難の業です

 

 

 

 

 

 

なのでご褒美が貰える合図として「そう」を認識させることで、望ましい行動をした時にタイミングを逃さず瞬間的に正解を伝える事ができます♬

 

 

 

 

 

 

「そう」ほどの短い言葉であれば時により大きく異なる言い方をすることも少ないですし（もちろん一定の言い方になるように意識する必要があります）言うだけならご褒美をあげるよりも人がとる行動が少ないので瞬間を抑えやすくなります♬

 

 

 

 

 

お勉強を始めたばかりのご家族はお勉強に一生懸命になりすぎて、つい「そう」というのを忘れてしまう…という事もあると思いますが、これは意識していれば必ず癖がついてきます

 

わんちゃんは人の様に言葉による説明を理解することができない分、よりシンプルに分かりやすくハッキリと伝えてあげましょう♬