デビー・ポッツさんに会えて①
テリントンTタッチのセミナーに参加
アメリカからTタッチのインストラクターで世界トップ4の神の手をもつデビー・ポッツさんを迎えて朝から夕方までみっちりと講義をしていただけました。
Tタッチは今から32年ほど前にリンダ・テリントン・ジョーンズによって考案され、動物の体に非習慣的な刺激を与えることで心のバランスを整え、身体能力を高めたり、健康状態を改善させるアプローチ法
人間の手の平、手の甲、指先を使って皮膚や被毛を刺激し動物の神経に働きかける「ボディーワーク」が代表的です
動画の中で手の形を変えただけで変化に反応したことがよくわかりますね
マッサージは筋肉に働きかけ体をほぐしますが、Tタッチの「ボディーワーク」は神経に働きかける「なで方」なので、マッサージとは全く違うということを理解していただきたい。
その他にリードやハーネスを使った「リーディングエクササイズ」、障害物コースを上手に歩く「コンフィデンスコース」、伸縮性のある包帯のようなテープを体に巻きつける「ボディラップ」などがあります。
気になる効果はというと
・心と体のバランスを整理…落ち着かない、情緒不安定、攻撃的
・ストレス解消
・無駄吠え
・噛み
・散歩時のリードの引っ張り
・車酔い
・健康管理
・シニアの老化防止、健康維持
・安らかな看取り
などなど暮らしの中で起こる様々なことに効果が現れます。
最近ではホリスティックの一つとして取り入れられ、世界でも注目のケア方法です。
今回私が参加した理由は
犬のトレーニングを変化させたかったから
モチベーショントレーニングにとらわれず変化させ応用することが犬へのアプローチを広げることができると思ったからです。
デビーさんの講義は大変わかりやすく、一つ一つの言葉が丁寧なので吸い込まれるように時間が過ぎて行きました。
まず、はじめに言われたことが
「意識を持つ」 ということ
自分が今何をしているのか?
たとえ上手くいったとしても、疑問意識を持ち、目線を変えて進化してくださいということ
私も日頃忘れがちだが成功した中にも、さらに気づきを得るということ
そして
「観察する」
犬の目線で世の中を観察してみる
飼い主さんと一緒に歩く道、何気ないことで止まってしまうことがある
引っ張ったり、動きなさい!などのプレッシャーを与える代わりにどうしたら動いてくれるかを考え、来た道を戻ってあげることも必要
何より
「信頼関係」
人間社会で暮らしていく犬、実は簡単そうで困難なことが多すぎる
人は犬があたかも簡単に社会に慣れ親しんでると思いがちだ
犬は人に困難を感じさせないようにしているだけなのかもしれない
だからこそサポートが大切になってくる
一見簡単そうな階段の上り下り、できてしまえば簡単に見えるが最上段に到達するまでには凄まじい葛藤がある。そんな時こそ「難しいけどやってみよう、ダメでも助けてもらえる」という気持ち。いわゆる「絆」形成が何より大切となってくる。
私も含め人は結果を重視して行動することが多い
階段の最上段をクリアする到達点を重視するより、到達するまでのプロセスを重視することが最も大切で、プロセスでいかに自信をもたせてあげることで結果がついて来るのだとことを再認識させられた。
靴下がくわえられやすいところにあっただけ、
くわえられたくなければ、スグにかたずければ良い!
考え方を変えると犬の行動で人の行動も改善できる。
まだまだ書き足りないので、続きは後ほどパート2で
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