オスワリの「ス」犬は言葉を子音で理解する!
犬はどうやって言葉を理解しているのでしょう?
母音(a,i,u,e,o)で言葉を理解するという話を良く聞きますが、私はあまりそうは思いません。
なぜなら「オスワリ」を「オウアイ」と言っても絶対に座りませんし、「フセ」を「ウエ」と言っても伏せようとはしません。
犬達は人とコミュニケーションを深めることによって、子音(k,s,t,n,h…)を含めた言葉のイントネーションやニュアンス、そして人の感情を読み取り、行動に結びつけていると思っています。
ただ、犬にとって日本語は少々紛らわしいことが多々あります。
オスワリの「オ」
「オスワリ」を例にとってみると、
「オスワリ」の「オ」は
「オイデ」の「オ」であり
「オテ」「オカワリ」の「オ」でもあります。
日本人なら当たり前のように犬に教えている言葉ですが
これらのように重複する合図は犬の行動を戸惑わせることがあるため、少し言い方を変えてみると行動することがよくあります。
オスワリの「ス」
例えば、「オスワリ」と言って座らずに「スワレ」と言ったら座る場合、
犬は言葉のパーツを部分的に感じ取って理解していることがよくあります。
「オスワリ」と「スワレ」には共通言語として「ス」が含まれます。
この場合、犬は座ることを「ス」で理解していることが多いのです。
我が家のディランも、行動にブレが生じることがあるので試したところ。
「オスワリ」は「スー(su)」だけでビシッと動き
「フセ」では「フー(fu)」でバタッと伏せます。
しかし、言葉を分解して「オス」や「ワリ」、「セ」では全く動きません。
ディランは「オスワリ」の音の中から「ス」を選んで行動に結びつけていたのだと思います。
そして、冒頭でも書いたように、母音だけで覚えていないということがわかります。
「ス(su)」と「フ(fu)」には同じ母音の「ウ(u)」が含まれているため、ディランは子音も含めた言葉として理解していることがわかります。
「いい子だからすわっててね〜」と話しかけた場合でも、犬が座ることはよくありますが、この長い言葉の中から、その場の雰囲気や「ス」の音を感じ取り行動に結びつけてるんですね。
犬のためにやってはいけないこと
・共通語で接する
お父さんがスワレと言って、お母さんがオスワリと言ったりということがよくあります。犬が戸惑うばかりなので、必ず共通の言葉を使って接しましょう。
・感情的にならない
人は感情的になりやすい生き物なので、優しいオスワリがあれば、怒ったオスワリもあります。怒ったおすわりの場合はオスワリより、「怖い」というイメージを植え付けることになるので、できるだけ冷静になって接してあげることで、一方的でなくお互いのコミュニケーションが取れるでしょう。
まとめ
犬が普段から人の言う言葉に耳を傾け、素直に行動を起こしてくれることで、私たちとの会話やコミュニケーションを成立させてくれるのです。
人間は思うようにならないと、すぐに感情的になる生き物ですが、もしかしたら人間に気を使う犬の方がずっと賢いのかもしれません。
常日頃から丁寧に接することで、より良い関係を築くことができ、信頼も深まるでしょう。
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