犬とドライブ!知っておきたい道交法
これからの季節、ワンちゃんと一緒のお出かけが増えてきますね。
楽しいイベントもあちこちで開催されていて、愛犬家の移動は車が主流かと思われます。
車中の楽しみ方もそれぞれですが、一つ間違うと道路交通法に触れる犬とのドライブもあるのを知ってますか?
運転手の膝の上でドライブ
車に乗ると真っ先に運転手の膝の上に飛び乗るトイプーちゃんを見かけたことがあります。
とても可愛らしい光景にも見えますが、実は道路交通法違反になるんです。
【道路交通法第55条 2項】車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。
違反点数1点 罰金6千円
逮捕容疑は、同日午前11時35分ごろ、同市桜馬場通2の県道で、愛犬のトイプードル(体長50センチ、高さ40センチ)を抱きかかえるように膝の上に乗せ、視野などを妨げた状態で軽乗用車を運転したとしている。
交差点で右折しようとした巡回中のパトカーが対向してきた男の車とすれ違った後に追尾し停車させた。周南署は「運転免許証を提示せず、逃走の恐れがあったため逮捕した」と話している。
道交法では、運転者の視野やハンドル操作を妨げるなど安全確認が十分できないような運転を禁止している。
毎日新聞より
風をきる犬
「風になりたいワン!」て感じで、窓から気持ちよさそうに顔を出してる犬もよく見かけますね。
車酔いをする犬も多いので、外の空気を吸わせてあげようという飼い主さんの配慮だと思いますが、これも違反だったんですね!
【道路交通法】第4章 運転者及び使用者の義務 第1節 運転者の義務
(安全運転の義務)第70条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
違反点数2点 罰金9千円
こんな事故も起きています
・運転手の膝の上にいた犬がエアバックに潰され死亡
・ドアに足を掛けたらウインドウボタンを押してしまい、ビックリして窓から飛び出して後続車に引かれる。
・急ブレーキを踏んだら、犬がフロントガラスに吹っ飛んで骨折。
・窓から顔を出した大型犬に驚き、横を通り過ぎたバイクが転倒事故。
・ハンドルに手をついた犬がクラクションを鳴らしてしまい、前の車とトラブル。
愛犬家がしなければいけないこと
・日頃からクレートトレーニングをして安全に移動できる手段をとりましょう。
・クレートが苦手なワンちゃんには、犬用シートベルトなどで必ず安全策をとりましょう。
・こまめに休憩を取り新鮮な空気でリフレッシュさせてあげましょう。
・目的地に着いたら、思いっきり遊んであげましょう!
犬の命を守れるのは飼い主しかいません。
まずは何があっても安全第一でなければなりませんので、車中では住み分けをしましょう
犬に気を取られてハンドルの誤操作で楽しいお出かけが大惨事になってはしょうがありませんからね。
楽しいお出かけを!
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